医師になって45年目に入りました。主に障害を抱えた子どもたちへの医療が中心でしたが、最近では自閉症を中心とした発達障害にどっぷりとつかってしまった生活です。平成4年から行政の仕事にも携わってきましたが、やりたいこともたくさんあって2007年3月に退職してフリーになり14年目に入りました。最近はTwitterでの発信も増えてきておりますし、チャンネルをとってのYouTube配信も増やしてきました。そんなこんなで忙しい生活ですが、高齢者の仲間入りをしたので、ギアチェンジして無理をせずに生活を楽しむことが目標です。馬齢を重ねつつできることを少しずつです。
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発達障害とは「発達の過程で明らかになってくる行動やコミュニケーションの障害で、根本的な治療はないものの、適切な対応により社会生活上の困難は軽減することが可能な障害」と私は定義しています。あくまで発達の過程で明らかになる障害であり、様々な種類があります。ADHD,自閉症スペクトラム障害、学習障害が主なものです。自閉症の中で、知的障害のない高機能自閉症はアスペルガー症候群と呼ばれていることもあります。発達障害には,適切な対応が基本です。診断すら受けられなかったり、適切な対応がなく単に様子を見られていることも多いようです。できるお手伝いをと考えています。
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1976年以来、40年以上乳幼児健診に携わってきました。数万人以上の子どもたちを診てきたと思いますが、何度健診をしても後でああすればよかった、こうすればよかったの繰り返しです。最近では子どもたちを診ているだけではなく、背後の家族を支えることも含めた子育て支援型の健診ができるのではないかと考えるようになりました。障害や疾患を早期に発見することはもちろん大切ですが、それだけではなく診察を終えたときに親子の自然な笑顔が見られるようにしたいと考えるようになりました。私にできる子育て支援はそんなところからです。時間がある時には赤ちゃんと触れ合っています。乳幼児健診に専門性を持って携わるための教育にも関わって行きたいと思います。 |